韓国岳(1700m)
8月16日(曇りのち晴れ)
鹿児島への帰省ついでに7月15日に登山道が通行可能となった大浪池&韓国岳に登ってきました。
当初14日に計画していましたが、お盆休み前半は、時折晴れるもののスコールのような雨が降る不安定な天気だったので、16日に決行しました。
大浪池(10:15)→大浪池避難小屋(10:50)→(大浪池東回り)→韓国岳避難小屋(11:40)→(12:40)山頂(13:20)→韓国岳登山口(14:10)
韓国岳の山頂は、1700mですが、登山口の標高は760mあるので1000mに満たない登山です。
まずは、大浪池登山口から大浪池を目指します。用意してきた登山計画書を登山口のBOXに投函して登り始めました。
まるで山寺の参道のように石できれいに整備されているので、ファミリーや観光客も登っています。
登り始めは曇空だったのですが、途中で雨が降り出し、カッパを装備しました。
さすがに観光客は、折り返してきますが、暑さを耐えて登山道を進みます。
大浪池周辺は、霧に覆われ神秘的な雰囲気です。その池を左手に見ながら火口の縁をぐるりと回ります。
さすがに南国、足元は整備されているものの植物が生い茂り、かがんで人一人通るのがやっとのような場所もあります。長袖は必須ですね。
韓国岳避難小屋前で、小休止し、韓国岳山頂を目指しますが、今度はひたすら階段。
こちらも山頂近くまできっちり階段で整備されており、山登りというより階段登りです。
溶岩の赤茶けた岩石で覆われた山頂に着くと、晴れたこともあり、すばらしい景色です。
さきほど歩いてきた青い水をたたえる大浪池や、噴煙をあげる新燃岳、雲がかかって
全体は見えませんでしたが、高千穂峰を望むことができます。
火山の噴火により形成された山並みが深い緑に覆われている様子はいかにも鹿児島的ですね。
えびのビジターセンター側の韓国岳登山口からは、傾斜も緩やかで比較的簡単に登れるので、
先生に引率された部活らしき生徒さんたちや、幼児を連れた家族、ミニチュアダックスフントを連れた人までおり山頂はにぎわっていました。ここで少し遅めの昼食の大休止を取ります。
韓国岳も噴火口がクレータ状になっています。ただ、大浪池と違い、崩れている場所があるので一周することはできません。多少、縁を歩ける場所があるので、移動して底を覗きこんでみました。はるか底は水がたまっていない平地になっています。高所恐怖症なのでぞくぞくします。
帰りは思ったより階段登りが疲れたので、計画を変更し、大浪池登山口に戻るのでなく、韓国岳登山口へ下りることにしました。
溶岩でざれた登山道を下り、硫黄の匂いのする硫黄山を横目に見ながらいくと、えびのビジターセンターにつながる車道に出ました。
その後、霧島神宮や、高千穂牧場の観光をしてきた奥さんと合流し、霧島の温泉に入って帰途につきました。
ちなみに新燃岳の噴火の影響ですが、特に灰や噴石が積もっている様子はなく、問題なく登れました。高千穂峰はかなり堆積しているような記事を見たこともあるので、風向きによるのかもしれませんね。
さて、来年はどこの山か、と考えるのですが、鹿児島には霧島以外にあまり高い山がありません。
新燃岳の火山活動が収まれば霧島の山々を縦走もできるのですが、自然のことなので・・・
屋久島!?