▲朝熊山@伊勢市(555m)

今年の初登り、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」ということで、伊勢の朝熊山から伊勢神宮までの山行に行ってきました。
2月9日(日)
9:19 朝熊駅着→9:36 であいの広場(登山口)→10:15 ケーブルカー跡→11:00 朝熊峠→11:20 山頂 11:40→12:00 奥の院 2:30→12:54 朝熊峠→13:13スカイライン横断橋→14:30 下山→14:50 内宮到着

近鉄急行で名古屋駅から2時間弱、9:19 無人駅のあさま駅に到着です。であいの広場で一息入れると、けっこう駐車場に車が駐車しています。

手すりも要所には整備されている登山道を登っていくと、伊勢高校の球児が続々と元気な挨拶とともに駆け下りてきます。
登山口にいたマネージャー君によると、月2回、このトレーニングをやっているそう。若いってすばらしい!!
昔は頂上までケーブルカーもあったらしく、鉄橋の残骸が取り残されています。鉄橋の上から伊勢湾が望め、頂上の眺望に期待が高まります。

朝熊峠に近づくと、昨日降った雪が積もっています。1、2cmほどですが、頂上に近づくほど白く木々の枝についた雪がぼたぼた落ちてきて、風が吹くたびにまるで雨の中を歩いているよう。地元の猛者は、長靴で登って行きます。

朝熊駅周辺はまったく雪がなかったのですが、555mの低山といえ、やはり山。
念のため軽アイゼンは持ってきていましたが、なんとか使わずに朝熊峠に到着できました。

朝熊峠にはケーブルカーのあった昔は、旅館や、伊勢神宮に向かうバスも走っていたという看板がありますが、いまは昔の面影はなく、ちょっと広い敷地と石垣しかありません。
さらに舗装道路を少し歩き、555mの山頂へ。八大竜王を祀る神社がありますが、それよりも素晴らしい眺望!
じーっと眺めていると、志摩の島々の向こうに微かに富士山らしき山が見えた!!


(中央あたりに・・・)
1本、海を臨む木の枝には氷がつき、キラキラ

後で調べると、「雨氷」っていうやつですかね?地面には、溶けて落ちた氷が荒いかき氷のようにジャクジャグしています。
思いもよらず、雪山の雰囲気が味わえました。

山を下り、金剛證寺の奥の院へ寄り道すると、巨大な塔婆がそびえる不思議な空間があります。最大で7.8m、6年間で50万円だそうです。
死ぬのは不本意かもしれませんが、こんな巨大な塔婆を建てて自分の死を偲んでもらえたら、幸せかもしれませんね。

金剛證寺本堂から、おじぞうさんにかわいいおち〇ぽのついた「おち〇ぽ地蔵」の絶妙の隠し加減を確認し、売店で萬金飴を買い、舐めながら宇治岳道を伊勢神宮に向かいます。

さきほどの朝熊峠に戻り、伊勢志摩ハイウェイのすぐ横を縦走です。昔バスが通っていたので道幅は広く、整備されていて歩きやすいのですが、距離がけっこうあって単調な道。最後のご褒美を励みにして地味に歩きます。
1時間30分ほど歩き、伊勢神宮の関係の施設のすぐ横に出て登山道は終了。人家の間を歩くとすぐに人でいっぱいのおかげ横丁。赤福本店がすぐです。

さっきまで山道だったのに・・・
おかげ横丁の誘惑に誘われながら、まずは伊勢神宮にお参り。
遷宮後のぴかぴかの鳥居、社殿にすがすがしい気持ちでお祈りしてきました。

もちろんお参り後は、おかげ横丁で伊勢ビール、カキフライ、ひものの試食、赤福、伊勢うどんで締めてきました。
伊勢うどんの甘いダシの効いた汁が疲れた体にやさしく染みます・・・

ゆるゆる山行でしたが、最後のご褒美付きの素晴らしい山行でした!(おわり)
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